2009年2月9日のブックマーク (1件)

  • (上)黒い北極海 温暖化加速 : 海氷異変 : 環境 : YOMIURI ONLINE(読売新聞)

    北極海で、海氷の急激な減少が続いている。観測史上最小の水準にある海氷域。地球の気候システム全体に影響を及ぼしかねない気がかりな変化が、そこで起きている。2回に分けて報告する。(佐藤淳) 氷上の水たまり熱吸収 中国の砕氷船「雪龍」は薄氷を裂いて進んだ。昨年8月、北緯85度付近の北極海。中国人やフランス人の研究者たちに交じって、船上で氷の状態を調べていた北見工業大学助教の舘山一孝さんは、「ある程度は予想していたが、ここまでとは……」と考え込んだ。氷があまりに少なく、状態も様変わりしていたからだ。 この海域は北極点まで約500キロ。例年は夏でも分厚い氷に覆われている海域なのに、その表面には黒っぽいまだら模様が浮かびあがっていた。氷のない海面に顔を出すアザラシをエサにするホッキョクグマも、多数目撃された。 黒い模様の正体は「メルトポンド」。海氷の表面が解けてできた池だ。海面まで突き抜けた領域も目立