冠へ辿り着ける路は狭く険しく 今日の天気は澄み渡る青空、まさにピーカン。 前日からの雨が残り馬場状態はやや重だったが、ルマンにとっては4戦目ではじめて迎えるお日様の元での競馬。満天の日差しを受けルマンの馬体はピカピカと輝き、休み明けを叩いた後も順調に乗り込まれながら体重も増え、体調の良さを見て取れた。 入れ込むこともなくゆっくりとパドックを周回し、返し馬もスムーズにこなし、何の不安も見当たらない。前走の競馬を思い出すと、尚更負けるイメージが浮かばない。負けるわけがない。 レースも実にスムーズだった。5、6番手の外できっちりと折り合い、勝負どころにかけて徐々に進出すると、持ったままの手応えで直線へ。 手綱をほとんど動かすことなく先頭に並びかけた瞬間、勝利を確信した。 だが交わせない。交わせそうで交わせない。徐々にルマンの脚色がなくなっていく。唐突に訪れた危機に、予期していなかった展開に、こち
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