カリフラワーの一種であるロマネスコは、緑のつぼみがフラクタルになっている野菜です。 フランス国立科学研究センター(CNRS)に所属するフランソワ・パーシー氏ら研究チームは、10年以上の研究の末、ロマネスコがフラクタル構造になるメカニズムを解明しました。 論文によると、ロマネスコのつぼみが一時的に「開花したつもり」になっていることが原因とのこと。 偽りの開花の「記憶」をロマネスコは持ち無限増殖を引き起こしていたのです。 研究の詳細は、2021年7月9日付の科学誌『Science』に掲載されました。