2008年1月30日の午後,「ITpro EXPO」会場内に設置されたブースに,グーグルやセールスフォースをはじめとする話題のITベンダー12社が集まった。「百聞は一見にしかず。話題のIT技術が実際に動作するところを,2時間という限られた時間の中で来場者に一気に見てもらう」(日経ソリューションビジネスの中村建助編集長)。目的は,このような前代未聞の企画を実現するためだ。 12社の内訳は,SaaS形式で業務アプリケーションを提供するソフト・ベンダー10社と,セキュリティを確保するためのサービスを提供する2社。それぞれ10分という限られた時間ながら,ソフトの特徴や売りを来場者に向けてアピールした。 業務のフル機能をネット越しに提供 最初に登壇したのは日本オラクル。CRMアプリケーション・ソフトの「Siebel」を使ったSaaSアプリケーションの動作を見せた。特に強調したのは,春に提供開始する新