1995年1月17日未明に起きた阪神・淡路大震災。神戸新聞は神戸・三宮の本社が全壊したが、京都新聞の協力で休まず発行を続けた。当時、現場にいた記者たちの目を通して震災を描くフジテレビ・関西テレビのドキュメンタリードラマ「神戸新聞の7日間 命と向き合った被災記者たちの闘い」が、1月16日午後9時から放送される。 震災に向き合って 15年前のあのとき、記者たちは何を見、何を思ったのか―。 震度7という未曾有の震災で記者たちが直面したのは、屋根の落ちた家屋、がれきに埋もれた人々、手のつけられない火災など、言葉に尽くせない惨状だった。 ドラマに登場する写真部記者らは葛藤(かっとう)を重ねる。遺体を捜す人の写真を撮ることにどんな意味が―。逆に別の記者は救出の手伝いをしていて、被災者から取材をしてほしいと促された。 カメラマンたちは思い悩む。だが、大切な友人の死を知り、遺族の悲しみや被災者の苦