変形性股関節症とは、日本人の約500万人が発症しているとされる股関節の病気です。変形性股関節症は発症したら進行していく病気で、受診せずに放置をすると、どんどん症状が悪化していくという特徴があります。しかし早く気づいて対処をすれば、痛みをやわらげ進行を遅らせることができます。 「変形性股関節症の症状と原因」についてはこちら 変形性股関節症の症状を改善するためには、運動療法が欠かせません。運動は、痛みをやわらげたり、股関節を動かすために必要な筋力を維持する目的で行います。痛みがあるからといって動かないでいると、股関節周りの筋力が低下し、動きが悪くなり、症状が悪化する悪循環に陥ります。股関節の可動域を広げ、股関節周りの筋肉を鍛える運動をして、股関節の安定性を高めることで、痛みがやわらいだり、生活の質が改善することが分かっています。