プログラムを作ってみたは良いけれど、想定していたよりもパフォーマンスが出ないという事態はよくある。 そんなときはパフォーマンス・チューニングをするわけだけど、それにはまず測定が必要になる。 具体的に何を測定するかというと、プログラムの中のどこがボトルネックになっているかという点だ。 この測定の作業は一般にプロファイリングと呼ばれる。 プロファイリングにはふたつの種類がある。 ひとつ目は今回紹介する profile/cProfile モジュールが採用している決定論的プロファイリング。 そして、もうひとつが統計的プロファイリングだ。 決定論的プロファイリングでは、プログラムが実行されていく過程を逐一記録していく。 そのため、時間のかかっている処理を正確に把握することができる。 ただし、測定自体がプログラムに与える影響 (プローブ・エフェクト) も大きくなる。 それに対し統計的プロファイリングで
