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ブックマーク / note.com/caffelover (17)

  • 南極の向こう側にあるとされる謎の土地について|雨宮純

    謎の土地、Terra Infinita先月のことである。筆者のタイムラインに、"Terra Infinita"なる耳慣れない言葉に言及した投稿が流れてきた。投稿を読んでみると、「南極の氷壁の向こうの土地」だという。 同じ言葉はフラットアーサーアカウントも投稿しており、地球平面説に関連した概念であることがうかがえた。「南極の壁の向こう」とは一体どういうことだろうか。気になった筆者は少し調べてみることにした。 南極の壁の向こうに前述した通り、「南極の氷壁の向こう」という概念であるところから、Terra Inifinitaは地球平面説の世界観に沿っていると考えられる。中央に北極があり、周囲を南極(とされる氷の壁)が取り巻いているというのが地球平面説の典型的な世界地図だからである(ちなみに氷の壁は維持しつつ、その中に北極と南極が両方位置している双極モデルもある)。その壁の向こうに、まだ見ぬ別世界が

    南極の向こう側にあるとされる謎の土地について|雨宮純
  • 2024年の正月三が日に飛び交った陰謀論・怪情報たち|雨宮純

    2024年の正月三が日は、1月1日の能登半島地震に始まり、2日のJAL516便炎上事故、3日の小倉北区飲店街の大規模火災と様々な事件が発生したことから、同時に陰謀論や怪情報も出回った。今年最初の記事として、これらを振り返っておきたい。 題に入る前に、能登半島地震被災地への支援方法にかんする情報をリンクしておく。 人工地震・DEW陰謀論など波形に違和感がある、人工地震なのではないか1月1日に起きた能登半島地震では、その直後から人工地震説が発生していた。地震直後に典型的に見られる陰謀論であり、その多くは過去に見られた主張の流用である。 例えば上記のように、波形の違和感を指摘するものは以前から見られる典型的なもので、下記ページで解説されている通り、時間軸を細工してそれらしく見せているに過ぎない。 また、地球深部探査船「ちきゅう」の掘削ポイントを持ち出す(ここで爆弾を仕掛けたと言いたいのである

    2024年の正月三が日に飛び交った陰謀論・怪情報たち|雨宮純
  • アンミカさん出演『どん兵衛』CMへのバッシングについて ※アンミカさんは吉岡里帆さんの後任ではない|雨宮純

    ここ数日、X(旧Twitter)のトレンド欄に「アンミカ」「どん兵衛」といったワードがトレンド入りし、さらには「不買運動」というトレンドワードも見られるようになった。12月7日、8日には筆者の観察用TLにも流れるようになり、さらにはYahoo!ニュースでも見かけるようになってきたため、気になった筆者はこの状況に関する経緯を見てみることにした。 12月6日 11:00 アンミカさん出演CMが公開されるこのトレンドは、日清の即席麺『どん兵衛』の新CMに対する反応から生まれたものだ。2023年12月6日、アンミカさんが出演する新CMが公開された(前日の5日にはそれを予想させるような投稿が行われていた)。 12月6日 午後 早くも「不法入国」「密入国」に言及するリプライが登場アンミカさんに対してのバッシングが発生するのは早かった。0時54分には早くも不法入国や密入国に言及する投稿が発生し、どん兵衛

    アンミカさん出演『どん兵衛』CMへのバッシングについて ※アンミカさんは吉岡里帆さんの後任ではない|雨宮純
  • 陰謀論基礎問題50(問題編)|雨宮純

    先日行われた山太郎氏の集会(山太郎とおしゃべり会@福島県郡山市、2023年9月4日)で、陰謀論者と見られる人物が質問したことが一部で話題になっていた。 他にも質問したい人が大勢いるだろう中、延々とマイクを握って陰謀論を連発し、山太郎氏をイルミナティ呼ばわりする姿は顰蹙を買っていた。一方筆者として気に掛かったのは、この人物が陰謀論の基礎事項である、イルミナティや人工地震について説明を求められても適切に答えられていなかったことであり、陰謀論に対しては批判的なスタンスの筆者もこれには「もっと愛を持って陰謀論に向き合って欲しい」と思ってしまった(勿論、愛があったとしてもルール無視の行動が肯定されるわけではない)。 そこで筆者は、陰謀論者なら知っておいてもらいたい事項についてひとまず50の問題を作成した(折角なので今更ながらに書いておくと、筆者は昨年11月に行われ、鈴木エイト氏、能町みね子氏、

    陰謀論基礎問題50(問題編)|雨宮純
  • 運転免許証をレンチンする人たち|雨宮純

    9月7日、筆者の観察用TLに信じられないような投稿が流れてきた。運転免許証を更新し、帰ってすぐに電子レンジで加熱(レンチン)したというのである。それに追随するアカウントも現れていた。 レンチンどころではなく破壊している監視を疑っていることから、この人物はICチップによって監視されるのを防ぐため、電子レンジで破壊を試みたものと推察される。陰謀論の世界でよく見る電子レンジ有害説は支持していないのかが気になるところだが、それ以前にせっかく監視を逃れた証拠をX(旧Twitter)に投稿している時点で一貫性はないに等しく、陰謀論者に整合性を求めてはいけない(指摘したところで、「その思考が闇側なのだ」などと言い訳されるだけである)。 また、そんなに不安であればスマホを捨て、免許証を返納してしまえば良いのではないかと考える人もいるだろうが、そうしないところに邦陰謀論者の根性のなさが表れている。その時そ

    運転免許証をレンチンする人たち|雨宮純
  • 中古車販売業者B、遊覧船S、飲料企業Hを繋ぐもの|雨宮純

    中古車販売業者Bの組織風土2023年7月25日。とある中古車買取・販売業者が記者会見を行い、その場で社長の辞任が発表された。昨今巷を騒がせている、保険金不正請求問題を受けての対応である。

    中古車販売業者B、遊覧船S、飲料企業Hを繋ぐもの|雨宮純
  • 街中に隠され始めた「予言の書」|雨宮純

    (全文無料) 隠され始めた「予言の書」ここ最近、陰謀論やスピリチュアルを観察している人々の間で注目されている現象がある。とある「予言の書」を意図的に「置き忘れる」人達が現れ始めたのである。 このは、昨年も記事にした『秘密のたからばこ』である。意図的に起き忘れているのは、拾った人に読んでもらうための布教戦略だ。 2023年7月、ノストラダムスが予言した「恐怖の大王」が降りてくる。その正体はブラックホールである。 しかし、神は世界を救う救世主をこの世界に送り込んだ。それが『秘密のたからばこ』の著者である。 『秘密のたからばこ』を読んで集まった人々から選抜した者の命を著者が救い、地球を守る秘策を行う。 地球が救われた暁には神の王国であり弥勒の世である理想郷が始まるが、その時までにもポールシフトや超巨大火山噴火、核戦争などで人類の80%は滅ぶ。しかし、著者と避難した人々は生き残り、新しい世界のア

    街中に隠され始めた「予言の書」|雨宮純
    kuwa-naiki
    kuwa-naiki 2023/06/29
    座標の地点でメモなどを見つけて宝物としての秘密の情報が手に入るというと、グローバーフィールドが流行ったときも映画宣伝として似たようなことやってたね。
  • ジョン・タイターとは何だったのか|雨宮純

    2036年からやってきたタイムトラベラー2000年11月2日、オカルト好きが集まるTimeTravelInstituteというサイトの掲示板に、タイムマシンの実現と写真の所持を主張するアカウントが現れた。 最初の投稿のアーカイブこの投稿こそ、ジョン・タイター(当初のハンドルネームはTimeTravel_0)がインターネットに登場した瞬間であった(出所は匿名の人物ではあるが、2000年10月14日深夜のIRCログも存在しており、こちらが初出とされることもある)。タイターは2036年からやってきたと自称し、この時代にやってきた理由や予言を語ると共に、それらしい画像も投稿した。 これはネットユーザーたちの興味を惹き、まとめサイトが作られると共に超常現象や陰謀論で人気のラジオ番組でも特集され(前の記事でも登場したCoast to Coast AMである)、書籍(John Titor: A Time

    ジョン・タイターとは何だったのか|雨宮純
  • 「スクリーンショットを撮るだけで1日5万円もらえる」という話に応募してみた|雨宮純

    (全文無料) 前回の記事では「頻繁に届く定型文DMは相手にしない」と書いたが、その後改めてスパムDMを確認すると、やはり「Amazonで〇〇円」というパターンのDMが多く送られてきていることに気付いた。あまりに多く届くこのパターンのDMも、改めて見ると今さらながらに少し関心が出てくる。そこで一度、このDMの相手をしてみることにした。 怪しい日語で届いた「Amazon事業者の売上増加とコミッション支援」筆者が受信したDMはこれである。途中で切れる文章や語尾の混在、「商人をほめる。」といった不自然な言い回しが、何ともいえない怪しさを醸し出している。 DMにはLINEのIDが記載されており、それを検索するとPayPayをアイコン画像にしたアカウントがヒットした。 このアカウントをLINE友達に追加すると、「スクリーンショットを撮るだけの仕事」と言われ、PayPayの画面を要求される。 勿論、

    「スクリーンショットを撮るだけで1日5万円もらえる」という話に応募してみた|雨宮純
  • 「自己資金なしで運用益が得られる」美味しい?勧誘を受けた話|雨宮純

    DMで飛び込んできた「うまい話」先日、筆者のアカウントに副業指南のDMが届いた。 話を聞いていくと、FX案件を紹介してくれるという。 しかも運用資金はいらないというのである。どのような投資なのか気になった筆者は、詳細を聞いてみることにした。 DMからはLINEに誘導され、そこからさらに「詳しい人がいるから」とグループを作成された。 LINE上で詳細は教えてくれず、電話での説明を要求される。正直面倒だったものの、予定を調整すると、電話を掛けてきたのは落ち着いた話しぶりの男性だった。FXといえば自動取引ツールやそれを使ったマルチ商法がニュースになっていたが、男性が語ったのは自動取引やマルチとは違った話だった。30分ほど掛けて説明されたのは、下記のようなものである。 複数の海外FX会社の口座を雨宮名義で開設する。開設も代行する。 開設した口座に担当トレーダーがつき、資金運用が始まる。 海外だと損

    「自己資金なしで運用益が得られる」美味しい?勧誘を受けた話|雨宮純
  • 封印された?「そしじ」の謎|雨宮純

    筆者のTLに、最近よく流れるようになってきた文字がある。 ウ冠に神と主で、「そしじ」と読むとされる文字である。 「GHQに潰された文字」とされ、確かに筆者の手元にある漢和辞典にも記載がなかった。一方、下記のツイートのように「『宗』『主』『神』を合わせた造語」として紹介されることもある。このツイートでは、直後に「古くからあった漢字」と言われており、一文の中で矛盾が生じているが、そんなことを気にしていては陰謀論界ではやっていけない。果たしてこの「そしじ」は、どこからやって来たのだろうか。 〜2010年頃:造語として紹介されている現在では情報が溢れてしまっている「そしじ」だが、時系列を遡っていくと騒がれ始めたのは2020年代であり、それ以前にはほとんど情報がなかったことが分かる。最初期の例としては2006年に書家のブログで紹介されていた。ここでは「実在する文字ではない」「造語というか、作られたも

    封印された?「そしじ」の謎|雨宮純
  • コオロギ騒動の経緯に見る、発信側のミスと、不安・不満を利用するアカウントたち|雨宮純

    筆者の属性や活動内容はこちら (全文無料) コオロギが世間を騒がせている。特にコオロギに反発する声の高まりは大量の非難を生んでおり、授業の一環で試を行った高校にはクレームの電話が大量に寄せられ、コオロギパウダーを配合したパンを通販限定で販売したPasco(敷島製パン)と提携しているFUTURENAUTはバッシングの高まりに法的措置も検討している。 反コオロギ感情は一部のハードコアな陰謀論界隈では以前から共有されていたが、現在では数百万人ものフォロワーを抱えるインフルエンサーも言及するに至り、陰謀論や尖った思想とはほぼ無縁と言えるような一般層にも波及している。 ここに至るまでに、どのような出来事があったのだろうか。2022年6月頃から今年の3月時点までに起きたコオロギ関連の騒ぎをまとめたい。3月3日に行った一連のツイートでは「コオロギべない連合」までをまとめていたため、ここではそれ以降

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  • 雨宮純が選ぶ、2022年の陰謀論トップ10(後編)|雨宮純

    2022年は神真都Qに参政党と、陰謀論絡みの団体が勃興し世間を驚かせる中、様々な陰謀論が流行した。後編でも引き続き、2022年の陰謀論を紹介する。 5位. 人類の文明は約200年前に起きた核攻撃と泥の洪水でリセットされている(マッドフラッド-タルタリア陰謀論)2021年に日に上陸したマッドフラッド-タルタリア陰謀論は2022年も引き続き流行し定着、このネタだけで陰謀論インフルエンサーの笹原俊が一冊を出版してしまった。 さらに、2022年はマッドフラッドフェスやマッドフラッドミーティングといったイベントも行われ、マッドフラッドのコミュニティは着実に成長している。 そして、横浜マッドフラッドフェスには参政党の秋田選挙区から出馬した伊東氏(ホツマツタエ研究家)が登壇しており、危うく地球平面説・マッドフラッド議員が誕生してしまうところであった。 そうです。この方、先の参院選で秋田選挙区から立候

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  • 雨宮純が選ぶ、2022年の陰謀論トップ10(前編)|雨宮純

    2022年は神真都Qに参政党と、陰謀論絡みの団体が勃興し世間を驚かせる中、様々な陰謀論が流行した。2023年最初の記事では、日頃陰謀論をウォッチしている筆者にとって印象深かった2022年の陰謀論を紹介する。 10位. 新型コロナワクチンを打つと巨大な血栓ができるが、これは人工寄生虫である「新型コロナワクチンを打つと巨大な血栓ができる」という海外の陰謀論が輸入され拡散。元は一人のエンバーマーが主張したもので、そもそも根拠になっている遺体にワクチン接種記録がないことや、一般的に死後見られる血栓と見分けがつかないことから既に否定されている。 10月25日頃から「新型コロナワクチンを打つと巨大な血栓ができる」という怪情報が出回り、1,000RTを超えるツイートも出ていますが、これは既に海外のファクトチェックで否定されています。https://t.co/EaiKyAUa8h pic.twitter.

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  • 「参政党!」コールに1万人以上が熱狂~参政党の熱い夜~(2022.7.9)|雨宮純

    (全文無料) 2022年7月9日、第26回参院選の選挙期間最終日となるこの日の夕方、筆者は芝公園にいた。今回選挙の台風の目とも言われた、参政党のマイク納めを取材するためである。 筆者はこの党の事務局長である神谷宗幣氏を、2年ほど前に起こったばら撒くチャー騒動(バクチャーという黒い粉(正体は水質浄化剤)を無許可で全国の水場にばらまく、2万人規模の集団が発生するという怪事)がきっかけで知っており(※参政党がこの運動を主導しているわけではない)、また神真都Qのオープンチャットでも参政党支持の投稿を見かけるようになったことから注目していた。 このため筆者は公示前から参政党の街宣に足を運び、首都圏候補者の声を聞いてきた。他のウォッチャーが天命党や日第一党もウォッチ対象にする中、筆者はその対象をほぼ参政党に絞り、投票日が近付くと共に増える支持者の数と高まる熱気を肌で感じてきた。当然ながら主な候補

    「参政党!」コールに1万人以上が熱狂~参政党の熱い夜~(2022.7.9)|雨宮純
    kuwa-naiki
    kuwa-naiki 2022/07/17
    神谷宗幣とやらは、先日亡くなった増木重夫(元救う会&在特会)とかいう活動家と繋がっていたらしく、この男が統一教会や安倍晋三ともまた繋がりあった様子。底のほうではカルト繋がりが捗っている
  • 「コロナは嘘」論者はいかにして「塩の人」になったか|雨宮純

    筆者の属性や活動内容についてはこちら Twitterで批判を集める「塩の人」ここ最近、筆者のTLによく流れてくるようになったアカウントがある。 アイコン画像をよく覚えていてもらいたいこのアカウントは、まるで塩が万能薬であるかのような健康法・治療法情報を発信しており、特に医療関係者から注意喚起のツイートが度々行われている。 コレはガチです。塩で傷が爆速で治る。 包丁で指を切った時、塩を塗っておくと消毒絆創膏よりも治りが早い。 そのほか親知らずを抜歯した後の穴凹は塩水で口をすすぐと治りが早い。 塩は止血作用に加えて傷の修復も助けてくれるスグレモノ 傷口に塩を擦り込むという言葉は、先人達の知恵なのです。 — ダイスケ@塩と水を伝える人🌍 (@Daisuke_F369) January 25, 2022 また、上記のアカウントはあらかじめ医療関係者を大量にブロックしていることが知られている。ここ

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  • 世界線を移動する陰謀論者たち|雨宮純

    執筆者の属性、活動内容についてはこちら 何故か反ワクチンデモに紛れ込む、「ピカチュウの尻尾の先の色は何色?」先日筆者も取材した神真都Qデモは1月23日にも行われ、多数の画像がSNSにアップロードされていた。その中で、札幌で撮影された集合写真に何故か「ピカチュウの尻尾の先の色は何色?スマホで検索」と書かれたプラカードが掲げられていたため話題になっていた。 反ワクチンデモのプラカードに、なぜピカチュウの話題が書かれているのだろうか? このツイートの反応の中には、「面白がって参加した愉快犯によるものではないか」と言う人もいたがそうではない。このプラカードを掲げている人物は恐らく真面目に主張している。 結論から言うと、これは「世界線の移動」に気づいてもらうためのものだ。 一体何を言っているのか分からない人がほとんどと思うので、順を追って説明していく。 事実とは異なる記憶 - マンデラエフェクト先ほ

    世界線を移動する陰謀論者たち|雨宮純
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