米Googleは9月5日、データの改ざん検知などに使われるハッシュ関数の「SHA-1」の脆弱性が指摘されていることを受け、11月にリリース予定の「Chrome 39」からSHA-1のサポートを段階的に廃止すると発表した。 SHA-1を巡っては、安全度が低くなって「衝突攻撃」と呼ばれる攻撃も容易になりつつあるとGoogleは指摘する。主要ブラウザと電子証明書を発行する認証局の業界団体CA/Browser Forumは2011年、全認証局に対してできるだけ早くSHA-1の使用を段階的に中止するよう勧告。他の業界団体も同様の勧告を行っていた。 こうした現状に対応して11月に正式版が公開されるChrome 39では、2017年1月1日以降に失効するエンドエンティティ証明書(リーフ証明書)でSHA-1ベースの署名を使っているHTTPSサイトについて、「セキュアだがマイナーなエラーあり」と認識。URL