若い頃、オタク仲間だった親友が死んだんだよね 部屋の壁いっぱいの本もグッズもぜーんぶ遺品になっちゃったの。 つい何日か前まで一緒に遊んでた友達の部屋は、何ひとつ変わってないのに遺品でいっぱいの部屋になっちゃったんだ。 なんかそれがすごくショックで、部屋いっぱいのオタクグッズに囲まれてる生活が幸せだったのに、自分の部屋を見てもなんか全然気持ちが変わってしまって。 本人がもういない部屋で思い出だけたっぷり残して、これ、全部遺品になるんだなって思ったらそれからものを取っておけなくなってしまった。 「ウワー増田さんこんなん好きだったんだ」とか思われるのは全然構わないんだけど、遺品がたくさん残るのなんか嫌だなって。 それ以来わりと断捨離魔になって必要なもの以外はすぐ手放すようになってしまったんだけど、それを揶揄われるたびに周りにこんな経緯を説明するのも重いし面倒だしで曖昧にごまかして生きてる。