アキレスと亀のパラドックスとは小学校5年生のときに出会いました。それ以来、ひたすら考えつづけてきました。この問題の本当の不思議さは、こんな現実離れした問題なのに、誰もが簡単に理解できるところです。
アキレスと亀のパラドックスとは小学校5年生のときに出会いました。それ以来、ひたすら考えつづけてきました。この問題の本当の不思議さは、こんな現実離れした問題なのに、誰もが簡単に理解できるところです。
以下、わたしが小学生のときに編み出した哲学。その後の人生の思考の中で、実は核になっている要素が高いもの。思考していたときの情景から察するに、高学年の年齢以前。つまり「10代」前。 世界は続く 自分を取り巻くこの世界というもの。これは実在しているものなのか。実は昨日までの記憶というものは、「お話」によくくっついているストーリー設定で、それが記憶として埋め込まれているだけなのではないか。昨日と今日。世界は本当に続いているのか。 実験。夜、いくつかのものを居間のテーブルにセットする。翌日、「自分の記憶」と「現実の状態」を比較する。 違う。おかしい、と思う。世界は続かず、ストーリー設定の範疇に誤差が生まれているのではないか、と思う。(真相→母親が片づけているだけ) 何度か実験。誤差が生まれるときと生まれないときがある。実証できる実験ではない。 膝小僧をすりむいたときに、はたと思いつく。すりむいたケ
ウィトゲンシュタインの概念。 「アウグスティヌス」的な在来の言語観を批判して提出された、あらかじめ設定されたルールを前提にするわけではないが、実際の会話の中で更新され生成されるルールセットからなるものとして、ゲームの類比でとらえられた言語観。言語の記号的、表象代理的側面ではなく、機能的側面をより基本的なものと見る。 「すなわち、年長者たちが或るものの名を呼び、その音声に従って、身体を或るものの方へ動かしたとき、私は、そのものを私に示そうと思う際には、彼らはその発する音声によってそのものを呼ぶということを見て、覚えた。彼らがそのものを私に示そうとすることは、いわば万民共通の自然の言語によって明らかであった。そしてこの言語は、顔つき、目つき、その他四肢の動き、音声の響きからできていて、もの求め、手に入れ、斥け避けようとする心の動きを示すものである。このように、いろいろな言葉がさまざまな文句のう
【存在論】この文章をディスプレイ上で観測したあなたへ。 あなたが自動機械でなく自由意志を持った存在であることを証明してください。 また、私が自動機械かどうか検証してください。 「あなた・わたし」が人間であるかどうかはここでは気にしません。証明できませんから。
2002年度前期 文学部「現代哲学講義」題目「指示と問答」 大学院「言語哲学講義」題目「問答の意味論」 (これは、昨年度の講義の続きです。) レポートについては、こちらをご覧ください
随分前に、寄筆さんたちの会合に出席したことがありました。その席で「哲学とは何か」と訊かれたので、私は「神について考へる学問だ」と答へました。寄筆さんたちにはやはり南郷継正氏の言ふ「哲学」概念が頭にあったやうで、変な顔をされた記憶があります(今にして思へば、わざわざ三浦つとむつながりで行ったのですから、もう少し聴き手に合はせた答へ方ができたのではないかと悔やまれるのですが)。 哲学が神について考へる学問だといふのは、私自身の観方を述べたもので、別に人に押し付けられるやうなものでもありません。また、三浦つとむ先生がこのやうなことを言ってゐるわけでもありません(「神がかり哲学」なんて言ひ方をされてはゐますが)。 なぜそんな観方になるのか、或いは私がよく言ふ「神」とは何のことなのか、少し前提を遡って書いてみたいと思ひます。 私が「哲学」する動機は主に二つあります。ひとつは私といふ意識がいづれは消滅
これは、きっと、あれのことをいってるにちがいない! 「これ」とは、論文「コウモリであるとはどのようなことか」である。「あれ」とは、「私は空が青いという。彼も空は青いという。しかし、彼の見る青が私の見る青とほんとうに同じである保証はない。同じであることを確かめる方法もない」という疑問のことだ。子供のころ首をひねったおぼえがありませんか。 このところ私は、幸か幸か本を読む暇がたっぷりある。なにものにも代えがたい豊かな日々といっていい。が、困ったことが一つある。それは、その本の面白さをつい他人にも伝えたいと望んでしまうことだ。そう望んだからには、その本の面白さについてなにか書き留めないといけなくなる。しかし、読むことは、まあ簡単である。眠くなくてテレビが面白くなくさえあればよい。手で本を支えることや目で字を追うのを厭わなければよい。完全に横になっていてもできる。これ以上簡単なことといえばそのまま
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