ブックマーク / www.chigau-mikata.club (10)

  • 差がない時代の差別化 -  違う見方

    タレントの生田斗真さんが『無痛分娩』発言で評判を落としている、過去にはもっと酷いこともあったと話題になっていた。 生田斗真さんに関して、名前は知っていたがどんな活動をしてるのかはまったく知らないわたしが、初めて認識した活動だ。 およそ彼自身の活動としては例外的なものかもしれないが、よほどの善行が連続して話題にならない限りわたしの中では評価は下がったままだろう。 生田斗真さんの件は今日の話題から一例を上げただけ。 いったい芸能人は何人いるのだろうか? よほどの大御所や人気者以外は、有名であっても差別化できずにいるはずだ。 良い話題や好ましい話題では火がつかないが、ネガティブな話題では盛大に火がつく、それはそもそも何もかもが差がない時代だからかもしれない。 炎上と呼ばれる行為やTwitterがバカッターと呼ばれ始めた頃にはすでに良い意味での差別化が行き詰まっていたのだ。 それでも差別化でしか活

    差がない時代の差別化 -  違う見方
  • 動機の形成はマンガやアニメから -  違う見方

    いつの頃からか変な髪型と思う人が増えた、ジェネレーションギャップと言われればその通りだろうが、そもそもその髪型の由来はどこと思った時にふと思い出した。 昔だってマンガの登場人物や芸能人のスタイルを真似ようとしていたなと。 似合うかどうかよりも、真似したいという衝動に突き動かされていたなと。 Wikipediaの日漫画歴史を見てると、日人のメンタリティにマンガが影響するようになったのは1950年代からだと感じられる。 つまり、自覚の有無に関係なく現在生きてる大勢の人がマンガから何らかの影響を受けているはず。 車の発達普及はモータリゼーションの発展の当然の帰結だと思われてるが、実際にはマンガの世界が与えた影響の方が大きいように感じる。 1975年から少年ジャンプで連載が始まった『サーキットの狼』がスーパーカーブームを生んだ。 カッコいい車やお気に入りの車で演出する生活に魅了される人が増

    動機の形成はマンガやアニメから -  違う見方
  • 一般名詞化した『推し』 -  違う見方

    初対面にはカジュアルな場とフォーマルな場がある。 初対面の場では自己紹介や簡単な質疑応答が付きもの。 カジュアルな場でもフォーマルな場でも共通して使える問いに『趣味は何ですか?』があるが、この質問は今やフォーマル化している。 万能過ぎるがゆえに真意を伝えきれない。 カジュアルな場では、『推しは何(誰)ですか?』の方が一般的になりつつあるようだ、年齢等の壁や境界はあるだろうが。 よくよく考えると、『推し』に相当する名詞化された表現は長らく無かったような気がする。 『趣味』では表現しきれないニュアンスが『推し』には感じられる。 わたしは〇〇のファンです、わたしの趣味は△△です、のように文で表現していたはず。 ごく一部では名詞化した表現としてオタク撮り鉄のようなものがあり、わたしはオタクです、趣味オタクです、わたしは撮り鉄です、趣味撮り鉄です、と言えばほぼ間違いなく伝わるというものは以前か

    一般名詞化した『推し』 -  違う見方
  • おまけにそそられる心理 -  違う見方

    カーブスを抜いてフィットネスの店舗数No. 1はチョコザップらしい。 カーブスはそれなりにヒットしてもおかしくないなと感じていた、それはターゲットが元々運動習慣が無い人をそれも女性に限って展開していたから、さらにCMを見るとおまけとして井戸端会議の楽しみもありそうだし。 男性ややる気満々の人が来ないことが大きな安心につながると思ったから。 一方で、チョコザップはというとジムとしては小規模だから格的なことをやりたい人には不向きだが、すべてのニーズを受け容れるというスタンスでありかつおまけの要素も多いのだ、ホームページには次のような画像が載っている。 絵だけ見ると女性がターゲットにも思えるし、そういう意味ではカーブスをライバルに想定していたと思える。 昔、知人で自宅近くのスポーツジムに行ってる人が、ジムで毎日シャワーを使うので自宅の水道光熱費の節約になるからコスパは悪くないなんて言っていた。

    おまけにそそられる心理 -  違う見方
  • 浅い関係性という底なし沼 -  違う見方

    さっそく4月入社の新人の退職の話題が記事になっていた。 理由の一つとして飲み会がイヤだというのが挙げられていた。 いまだに一発芸を要求するという文化もあるようだ。 そこで飲み会に限らずざっくばらんな集まりの場で流れる空気について考えてみた。 一緒の時間を過ごす以上有意義な時間にしたいとは誰しも思うだろう。 悩みや近況を含めて聞いてほしい話や言いたいことがある人にとっては悪くない時間になるはずだ。 そうではない場合はどういう時間を過ごすことになるだろうか? 共通のテーマや話題がある場合も悪くない時間が過ごせるだろう。 共通のテーマや話題が無いのにざっくばらんな時間を共に過ごそうとするのは改めて考えるとおかしな話だ。 しかし、日には昔から多い、いや昔の方がはるかに多かったはず。 共通のテーマや話題が無いのに話題を探そうとすると、その場にいない人の人事情報や個人情報やウワサだったりという共通ネ

    浅い関係性という底なし沼 -  違う見方
  • パラダイムシフトで消せる怒りやムカつき -  違う見方

    最初に覚えたことに振り回されることは多い。 最初に覚えたこと、あるいは最初に目覚めた価値観はなかなか変えられない。 世代間ギャップは最初に覚えたことの違いから起きる、かもしれない。 覚えたことが影響することの違いは男女にもあると言われる。 男のフォルダー保存に対して女の上書き保存などと。 フォルダー保存しがちな人は最初の頃の記憶に縛られがちだろう、自覚がなくても。 一方、上書き保存ができる人は最初の頃のことは記憶していてもそれに縛られにくい。 新しい価値観に瞬時に対応できるのはきっと上書き保存派の人だろう。 新しい価値観が生まれることはパラダイムシフトとも呼ばれる。 Wikipediaではパラダイムシフトを次のように定義している。 パラダイムシフト(英語: paradigm shift)とは、その時代や分野において当然のことと考えられていた認識や思想、社会全体の価値観などが、革命的に、もし

    パラダイムシフトで消せる怒りやムカつき -  違う見方
  • 自分探しというライフワーク -  違う見方

    あんなに好きだったのに今は何とも思ってない、場合によっては嫌いにすらなっている、そんなことは誰にでもあるかもしれない。 思い当たる人はすでに具体的な何かを思い出してるはず。 該当するのは人間関係だけではない、趣味や遊びなど極めて個人的なものまである。 きっかけは何だったのか? 脳裏をよぎる一般的なことばは飽きただ。 飽きたを広く解釈すると、必要が無くなったも含められるし、優先順位が下がって割り当てる時間が無くなったも含まれるし、予定調和ばかりで新鮮な感動が無くなったとも言える。 大事なのは飽きた理由だが、それは人それぞれだから単純化は難しい、だから飽きもせず続けてるものを考えたい。 誰にでも当てはまるのが自分自身だ。 自分自身に飽きないために続けてることがあるから人は生き続けてるのだ。 いろいろな理由や理屈や大義名分をつけるから生き続けられるのだ。 しかしそんな理由の数々は実は真の理由では

    自分探しというライフワーク -  違う見方
    kyakyuukokumin
    kyakyuukokumin 2024/04/24
    急に物事に対する熱がなくなったりするのはあるあるですね。いろいろと勉強になりました。
  • 勝負の世界 -  違う見方

    勝負に関することわざや慣用表現は以下のようにさまざまある。 勝てば官軍負ければ賊軍 勝負は時の運 勝負は下駄を履くまで分からない(下駄を履くとは帰り支度をするという意味) 勝負は戦う前に決まってる(ついている) 負けて勝つ 負けるが勝ち どれもが同時に成立することはないが、そのいずれもが状況次第では、いつ、どこで、誰が(に)、何に関して、どのように、起きてもちっとも不思議ではないことを私たちは知っているし感じている。 要になるのは5W1Hの残された一つであるなぜだ。 なぜに関して番狂せや想定外が起きる場合には、広い意味での盲点が隠れている。 このなぜに答えがありその答えに再現性があると期待すればこそ、そのなぜの答えは秘訣やノウハウとして珍重される。 しかし、その秘訣やノウハウはテクニックのようでもあり心理学の駆使のようでもある。 いろんなことが分かれば分かるほど状況の説明や解説はできても再

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  • クレーマーが多い理由 -  違う見方

    相変わらず世間は大谷翔平さんのネタで盛り上がったり盛り下がったりで大騒ぎ。 そして通訳の水原一平さんの爆弾ネタまで登場しさらにお祭り騒ぎになっている。 そんな時にメディアや世間の動きに苦言を呈する声が登場するのも常だ。 『もっと目を向けるべき課題や問題があるだろう』と。 そういう場合の課題や問題の多くは政治に絡んだことを意味するのもこれまた常だ。 そんな時に思い出すのがドラマ『リーガル・ハイ』でのやり取り。 堺雅人さん演じる弁護士の古美門研介と江守徹さん演じる大物政治家との依頼を巡ってのやり取り。 以下のセリフは江守徹さん演じる大物政治家のもの。 〜〜〜 世の中には先生という職業はいくつかある。 教師、医者、君たち弁護士、そして政治家だ。 何故人は我々を先生と呼ぶのだろう。 人はね、何かをしてもらう相手に対して、 『先生』と言ってへりくだるんだ。 教師には教えてもらう。 医者には治してもら

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  • 見える人にしか見えない -  違う見方

    ゴールドラッシュで儲けたのは砂金を掘ってた人ではなく、砂金を掘りに来た人々にツルハシを売った人々だとビジネス論が好きな人は語る。 しかし、現実的にはゴールドラッシュによって多くの人たちが何もないところに集まり街やコミュニティが出来上がったことこそに意味があったと言われる。 そこではさまざまな人がさまざまな能力を発揮できたからだ。 何やら錬金術に似ている。 肝心の金は結局作れなかったが、そのプロセスでさまざまな金属や合金が発見され、またそれらの特性も理解されるようになりその応用範囲の発見にも繋がったことで、錬金術に夢中になる時代がなければその後の世界の発展の歴史は大きく変化したのかもしれない。 何が言いたいかというと、何もない領域に人が挙って集まるとあっという間に開拓が進むが、その開拓期間が一定を過ぎると、何もなかった領域はこれまたあっという間に飽和状態に達する。 まあ、ここでいうあっという

    見える人にしか見えない -  違う見方
    kyakyuukokumin
    kyakyuukokumin 2024/03/08
    見える側にならなければこの先生き残るのは難しいですね。色々と勉強になりました。
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