新型コロナウイルス対策にあたる大阪市保健所で中心的な役割を担う職員の8月の時間外労働(残業)について、4割超が「過労死ライン」とされる月80時間を超えたことが市への取材で明らかになった。最長は218時間だった。第4波の4月に80時間を超えたのは職員の3割超で、第5波ではより悪化した。市は第5波に備えて保健所の体制を強化していたが、感染状況の深刻化に追いつかなかった。 新型コロナに関連する保健所の業務は、新規感染者らから行動歴を聞き取る疫学調査や、医療機関・宿泊施設への患者受け入れの調整、クラスター(感染者集団)が発生した施設への指導など多岐にわたる。
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