2010年に発表された『Vanishing Point』というミュージックビデオをご存知だろうか?ウェブ上に公開された途端に世界中からアクセスを集め、国内外で非常に高い評価を得た映像作品だ。 これを制作したのが、新進気鋭の映像作家(Motion Director)細金卓矢さん。2010年度文化庁メディア芸術祭アニメーション部門大賞の『四畳半神話体系』エンディング映像、最近ではNHK Eテレ『デザイン あ』『テクネ 映像の教室』にて流れるムービーや、ローソン『ほかほかおでんのうた』など、数々の作品を手がけている。 Flashの実験サイトが流行していた2004年頃から独学で制作を始めたという細金さん。今やCG/実写/アニメーションと多方面で精力的に作品を発表している彼は、いかにして多くの人々の心を揺さぶる映像を生み出しているのか。若手映像作家の仕事から、時代に流されない映像制作の秘訣に迫った。
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