近年、教育社会学のテーマを扱う新書が非常に充実してきている。社会学や教育学の他領域と比べてもかなり多く、新書だけである程度主要なトピックを押さえられるようになっているとおもう。新書だけ読む入門ゼミなどもできそう。 新書だけでなく同じく安価で入手できる文庫も加えて、新書・文庫を通して教育社会学に入門するためのブックリストを作ってみた。たまに「新入生におすすめの入門書は?」「大学受験生に勧めるなら?」といった質問をされるので、自分が人に勧めるときのために一度整理しておきたかった。 また、教育についてよく言われることとして、「教育は誰でも経験しているので専門的な知識がなくても語れてしまう」というのがある。世に出ている書籍についても同様で、非専門家による教育論が溢れている。初学者には誰が信頼できる書き手なのかがわかりにくい。そうした状況であるから、ちゃんとした研究者による著作のみをまとめたリストに
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