昨日に続き参議院で閉会中審議が行われた。支持率回復を狙っていつもの横柄な態度を封印し、「丁寧なうえにも丁寧に、批判には耳を傾けて、真摯に率直に誠意をもって」野次にも「そこ黙ってくださいよ」などとは言わず、借りてきた猫のような態度でのぞんだのであるが、効果は逆であった。 腹心の友の加計孝太郎が獣医学部の新設を希望していたのをいつ知ったかを、安倍晋三は二転三転させている。国家戦略特区の申請があった、1月20日に知ったと信じられない嘘をついた。腹心の友との忌憚のない時間を何度も過ごす安倍晋三である。知らないはずがないが、安倍が知ったと答えたのは、仮に請託が行われたと指摘されても逃れられる、最も安全な時間を選んだだけである。それが今年の1月20日である。過去には閣議決定してまで2011年に知っていたというのであるが、だとすればその後の事業申請者との会食は違法となる。そのための虚言である。それ以外の