ハマス戦闘員が破壊したイスラエル南部ベエリの診療所=2023年11月28日午後0時13分、三木幸治撮影 イスラエル軍は11日、パレスチナ自治区ガザ地区のイスラム組織ハマスが昨年10月7日に行った越境攻撃に関する調査結果を公表した。南部ベエリでの攻防に焦点を絞ったもので、調査チームは「軍は住民を守るという任務に失敗した」と結論づけた。調査からは、イスラエル側が少なくとも六つの理由で集落の防衛に失敗したことが浮かび上がる。 ベエリはガザ地区との境界から約4・5キロ東にあるキブツ(生活共同体)で、当時の人口は約1200人だった。この一帯では、ベエリのほかにも野外音楽祭の会場など多くの場所が襲撃されている。ベエリではハマスの戦闘員約340人が侵入し、民間人101人と軍や警察など治安関係者31人の計132人を殺害したほか、32人を拉致して人質にした。 ①他の防衛で警備が手薄に 軍の発表や調査結果の詳
![イスラエルが防衛に失敗した「六つの理由」 ハマス越境、軍が調査 | 毎日新聞](https://cdn-ak-scissors.b.st-hatena.com/image/square/2011658953a7354a503bed3ca2113816888fd13f/height=288;version=1;width=512/https%3A%2F%2Fcdn.mainichi.jp%2Fvol1%2F2024%2F07%2F14%2F20240714k0000m030153000p%2F0c10.jpg%3F1)