昨年12月12日に靖国神社で帝国日本の南京大虐殺を抗議した外国人(香港人)が逮捕された、というニュースは記憶にありましたが、まさか今に至るも勾留され続けているとは、うかつにも知りませんでした。(写真は抗議行動のもよう。18日付東京新聞より) 「12・12靖国抗議見せしめ弾圧を許さない会」の声明(1月21日)で事態の深刻さ、その意味、そして私たち「日本人」の責任を再認識しました。 この問題は、いわゆる「ゴーン事件」でも指摘されている「人質司法」の問題でもありますが、それだけではありません。「声明」はこう指摘しています。 「今回2人に対して加えられている逮捕、起訴、長期勾留という事態は、まさにアジアの人びとが、靖国神社において公然と抗議行動をおこなったことに対する「見せしめ弾圧」であったと言わざるを得ない。この強硬な姿勢が、安倍政権においてより顕著になっている歴史修正主義、国家主義の強権的姿勢