都議会選挙が終わった。 蓋を開けてみれば、誰が誰だかさっぱりわからない都民ファーストの会の候補者が大量当選。自民党は大幅に議席を減らすという結果に。そして選挙翌日、小池都知事は都民ファーストの会の代表を辞任するという意味不明の展開となっている。 そんな選挙期間中、重大な数字が発表された。それはこの国の貧困率。 これまで言われていた、「6人に1人が貧困」という数字は、2012年の国民生活基礎調査の16.1%という数字を根拠にしていたわけだが、16年の国民生活基礎調査では、貧困率は15.6%と、0.5ポイント改善されたことがわかった。 貧困率が下がるのは喜ばしいことだ。が、下がったと言っても、15.6%というと、1982万人。これだけの人が、月に10万円以下の収入で暮らしているのである。 また、「生活意識の状況」を見ていくと、「生活が苦しい」と感じている世帯は56.5%と半数以上。その数値は母