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2017年8月31日のブックマーク (3件)

  • (社説)麻生副総理 あまりにも言葉が軽い:朝日新聞デジタル

    首相や外相を歴任した政治家として、あまりにも軽すぎる発言である。 麻生副総理兼財務相がおととい、自らの自民党派閥の研修会でこう語った。 「(政治家になる)動機は私は問わない。結果が大事だ。いくら動機が正しくても、何百万人も殺しちゃったヒトラーは、やっぱりいくら動機が正しくてもダメなんですよ」 何が言いたいのかよくわからないが、ヒトラーが率いたナチス・ドイツによるユダヤ人虐殺(ホロコースト)に、正当な動機があったとの考えを示したとも受け取られかねない。 麻生氏はきのう「ヒトラーを例示としてあげたことは不適切であり撤回したい」とするコメントを出した。「私がヒトラーについて、極めて否定的にとらえていることは発言の全体から明らかであり、ヒトラーは動機においても誤っていたことも明らか」としている。 理解不能である。 ならばなぜ「動機が正しくても」と2度も繰り返したのか。 ナチスは強制収容所にユダヤ人

    (社説)麻生副総理 あまりにも言葉が軽い:朝日新聞デジタル
  • 社説:麻生副総理の「ヒトラー発言」 撤回して済む話ではない | 毎日新聞

    どうしてこんな発言を繰り返すのか。全く理解できない。 麻生太郎副総理兼財務相が、ナチス・ドイツの独裁者、ヒトラーの動機は正しかったと受け止められる発言をし、きのう慌てて撤回した。 だが、「誤解を招いた」と撤回すれば済む問題ではない。なぜ、わざわざ大量虐殺を生んだナチスのヒトラーを持ち出す必要があるのか。まさに麻生氏の動機に疑問を抱く。 発言は自ら率いる自民党麻生派の研修会で飛び出した。 「少なくとも(政治家になる)動機は問わない。結果が大事だ。何百万人も殺しちゃったヒトラーは、いくら動機が正しくてもダメなんだ」 「ヒトラーの動機」とは何を指すかは不明だが、同派所属の議員に政治家としての心得を指南する文脈の中での発言だった。 批判を受けて麻生氏は「真意と異なる」「あしき政治家の例としてヒトラーをあげた」等々と釈明する撤回コメントを発表した。 しかし、発言の真意をそう受け取れというのは無理があ

    社説:麻生副総理の「ヒトラー発言」 撤回して済む話ではない | 毎日新聞
  • 社説:小池都知事の追悼文見送り 歴史の修正と見られぬか | 毎日新聞

    30年ほど前に刊行された「写真報告 関東大震災朝鮮人虐殺」(影書房)には、当時の生々しい証言が載っている。思想家の吉野作造は「中央公論」に朝鮮人虐殺に関する論考を寄せた。史実に残る重大な事件だ。 その犠牲者を追悼する9月1日の式典に、東京都の小池百合子知事が追悼文を送ることを見合わせた。 式典は、市民団体の日朝協会などが主催し、墨田区にある都立横網(よこあみ)町公園で毎年9月に開催してきた。 送付は歴代都知事の慣例で、小池氏も昨年は送っていた。しかし、小池氏は記者会見で「特別な形での追悼文は控えた」と述べるだけで具体的な理由は言及を避けた。 見送りのきっかけは3月の都議会での質疑とみられる。自民党都議が、6000人余りとされる犠牲者数の根拠を疑問視し、小池氏に追悼文送付の中止を求めた。 震災直後に「朝鮮人が井戸に毒を入れている」などとデマが広がり、あおられた民衆が自警団などを組織し、多数の

    社説:小池都知事の追悼文見送り 歴史の修正と見られぬか | 毎日新聞