学校法人「森友学園」には国有地(左)を1億3400万円で売却。以前、豊中市に約14億2300万円で売却した土地(写真右側)は、公園になっている (c)朝日新聞社 この記事の画像をすべて見る 国会で議論が続けられている森友学園の国有地売却問題。国有地ってどんなもの? 今回の国有地の売買の経緯で、どこに問題があったの? 毎月話題になったニュースを子ども向けにやさしく解説してくれている、小中学生向けの月刊ニュースマガジン『ジュニアエラ』に掲載された、朝日新聞社会部・鎌内勇樹さんの解説を紹介しよう。 ■国有地は国民の財産 学校法人「森友学園」(大阪市)への国有地売却問題が、安倍政権の足元を揺るがしている。 学園は大阪市淀川区で幼稚園を運営。そして今年4月開校を目指し、大阪府豊中市に「日本初の神道の小学校」を建設していた。 学園が取得した小学校用地(約8770平方メートル)は、国土交通省大阪航空局が