(岩波新書・924円) 安倍晋三首相は、憲政史上の最長の在任記録を更新した。その首相について、著者は厳しい批判をする。「議会政治の崩壊現象」をもたらし、「国会論戦における言葉を破壊し、無意味にした」「首相や閣僚のせいで、日本語の通じない国会が当たり前となった」。三権の一角を壊したとしたら大罪である。さらに「無責任さ、傲慢さ、知性の欠如」を指摘する。経済や外交などの施策でも評価…
【ベイルート共同】イラクのサレハ大統領は1日、新首相候補にムハンマド・アラウィ元通信相を指名、組閣を命じた。国営通信が伝えた。アラウィ氏は30日以内の組閣を目指すが、政治勢力間の争いが続くとみられ、政権樹立には難航が予想される。 昨年11月、反政府デモの混乱を受けてアブドルマハディ首相が辞意を表明。後任が決まるまで暫定首相を務めている。アラウィ氏は1日、動画を公開し、国民に協力を呼び掛ける一方、閣僚人事で各勢力から圧力を受けた場合は首相候補を辞退すると述べた。 ロイター通信によると、バグダッドなどでは同氏指名直後からデモ隊が集結し、反対を表明した。
<渡辺幸重(わたなべゆきしげ):ジャーナリスト> 「戦前の臭いがする」「時代の空気が1930年代に似てきた」「戦争は悲惨だ」――メディアでは有識者や戦争体験者の回顧話と感想を伝える。だが、そこから何を読み取ろうとしているのか、何を伝えようとしているのか、疑問に感じる。それは、いま日本という国が戦争や紛争と無縁ではないにも拘わらず、メディアがその実態を伝えていないからだ。単発で北朝鮮のミサイル発射や尖閣諸島問題や日本政府の武器爆買いや自衛艦の中東派遣…を“客観的”(発表通りに)報道しても、結局「何もなくてよかったね」という空気を醸成しているにすぎない。その間にこの国は確実に重武装化している。自衛隊が関係した戦闘が起きてから「メディアはどこでこの戦争を止められたのか」という議論をしようとでもいうのだろうか。この国がどこに向かって進んでいるのか、体を張って報道する時期だと思う。それができなければ
絵にかいたような贈収賄事件といわれた、甘利明の悪行を握り潰した黒川弘務はその直後に法務省政務次官にご栄転した。その翌日には、これに関わった甘利の秘書二人は不起訴になっていた。大臣室で1300万円受け取ったやり取りは録音されていたし、渡した方も渡された方も事実を認めていたにも拘わらず甘利は不起訴になり、どう考えても詐病としか言えない、睡眠障害尾を理由に人前から姿を消した。頃合いを見計らって、白髪染めを止めた頭髪で復帰し、支援者の涙を誘う演出までやってのけた。 黒川弘務は、小沢一郎のでっち上げ贈収賄事件に懸命になったが、数年かかったが不起訴になった。小沢の威光を削ぐことができ、政治的にはこれで十分に官邸の意向を叶えることができた。黒川は森友捜査潰しを工作した人物でもある。 官邸の意向をこれほどまでに忠実に実行できる人物はありがたい。1月31日の閣議で、2月7日に定年を迎える「鑑定代理人」と揶揄
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