いで・えいさく/慶應義塾大学経済学部教授。1972年生まれ。東京大学卒、東大大学院で博士号取得。横浜国立大助教授を経て2013年4月から現職。専門は財政社会学。財源論から目を背けず、リベラルな立場からの提言をしている。ベーシックサービスの提言者。著書に「どうせ社会は変えられないなんてだれが言った?」「幸福の増税論」「経済の時代の終焉」ほか多数。 政策・マーケットラボ 日々起きている政治・マクロ経済・マーケットの動きを、専門家の執筆陣が鋭く分析する。投資や事業運営の方針を立てる上で役立つ「深い知見」を身に付けよう。 バックナンバー一覧 物価高対策などを名目にした総合経済対策でまた巨額の財政支出と繰り返されようとしているが、根っこには、コロナ対策と共通する日本の政策作りをめぐる危うさが残ったままだ(写真はイメージです) Photo:PIXTA 対策での「選択」に共通する 日本の政策作りの危うさ