体に起こる違和感や痛みなどの「負」とそれを引き起こしている「思い込み」について、解剖学的な視点を交えて考察するシリーズ、20回目のテーマは「しゃがむのが苦手で、後ろに倒れそうになる」です。無意識のうちに入ってしまう緊張と体の使い方の関係を探求するアレクサンダーテクニークの実践者が、思考から体の使い方を変えて、体の「負」を和らげる方法を提案します。思うだけでOKのカンタン思考術で、頑張らない日常生活を始めませんか? しゃがむのが苦手なのは足首が硬いせいだけではない しゃがむのは床に座る文化がある日本ではとても馴染み深いものですが、椅子に座ることが日常的な現代では、足首が硬くなってしゃがむのが苦手という人も多いようです。しゃがもうとするとかかとが浮いてバランスがとれず、後ろに倒れそうになるという話もよく耳にします。 足首の柔軟性がしゃがむことに影響しているのは確かですが、しゃがむという動作に対