(CNN) イスラム組織ハマスとの戦争が勃発して以来、イスラエル戦時内閣では戦争の遂行と優先順位を巡って分裂と意見の相違がくすぶっていた。 7カ月にわたる紛争が新たな段階を迎えるとみられる中、そうした分断はついに沸点に達し、辛辣(しんらつ)な批判がさらに表面化し、3人で構成される戦時内閣の1人が最後通牒(つうちょう)を突きつけた。 昨年10月のハマス奇襲事件を受けて戦時内閣に加わった国民統一党のベニー・ガンツ党首は20日、6項目からなる計画を6月8日までに受け入れるよう要求した。計画には捕らわれたイスラエル人の解放、ハマスの解体、ガザ地区の非武装化が盛り込まれている。 またガザ地区の新たな統治機構の確立も挙げられている。具体的には、パレスチナ自治政府議長の「(マムード・)アッバス氏やハマスに代わる、別の選択肢として将来の基盤を構築する」「米国、欧州、アラブ諸国、パレスチナの連合行政府」を樹