政府はサイバー攻撃の被害を未然に防ぐ「能動的サイバー防御(ACD)」について、平時に攻撃者のサーバーに侵入・無害化する役割を自衛隊の新たな任務とする調整に入った。政府関係者が11日、明らかにした。自衛隊の持つサイバー攻撃への対応能力を活用し、電力や医療システムといった重要インフラへの攻撃に対処できる体制を構築したい考えだ。 ACDは平時から官民が連携しながら通信を監視し、重要インフラなどを狙った重大なサイバー攻撃の危険性が高い場合は攻撃者のサーバーに侵入して無害化する。政府の有識者会議は臨時国会への法案提出を目指して議論を進めており、このうちサーバーへの侵入・無害化の実行を自衛隊や警察に担わせることを検討している。 サイバー攻撃が武力攻撃と認定されれば、自衛隊は自衛権に基づき反撃できるとされる。だが、最近は攻撃元を特定しにくいサイバー攻撃が平時の攻撃手段として活発化しており、自衛隊の対処能
![能動的サイバー防御、自衛隊が平時に無害化へ 政府調整 | 毎日新聞](https://cdn-ak-scissors.b.st-hatena.com/image/square/cc7a0732a2005f8aaafd06980344caaad2ee4da2/height=288;version=1;width=512/https%3A%2F%2Fcdn.mainichi.jp%2Fvol1%2F2022%2F06%2F22%2F20220622k0000m010391000p%2F0c10.jpg%3F1)