コピーライター志望のAくんは女子の友達にこう言われたそうです。「コピーライターって、新聞や雑誌とかの広告のキャッチフレーズを書く人でしょ。大丈夫?もうWebの時代になっているのに」。わーっ、誤解だと私は思います。 今やコピーライターの仕事は、そんなに狭くない、浅くない。「言葉をフックとしたビジネス起こし」みたいなベクトルに変貌しつつあります。不思議なことにコピーライターの多くは、そこらへんの仕事の実態を語らないんだなぁ。なぜでしょうか。ま、語れない事情もあるとは思いますが。 そんなわけで、今回、真面目に、コピーライティングの「今どきの実態」「今からの未来」を書いてみたいと思います。 黒澤晃 Akira Kurosawa。 横浜生まれ。東京大学国史学科卒業。1978年、広告会社・博報堂に入社。コピーライター、コピーディレクターを経て、クリエイティブディレクターになり、数々のブランディング広告