ビジネスパーソンを対象とした書籍では、当然、仕事の質を高めるノウハウに根強い人気があるが、最近では知識と教養のレベルを高める書籍にもニーズが高まってきた。 仕事の能力と結果以前に、知識や教養がなければ社会人としてのレベルを低く見積もられ、評価されない現実があると多くの人が気づいてきたからだ。 知識と教養のレベルを測られる代表的なものが、言葉の理解力や、使う言葉の質といった語彙力である。稚拙な表現や思慮の浅そうな表現をしてしまえば、社会人としての評価を下げてしまう。また、相手が使う言葉を理解できなければ、それは空気として伝わり、不安を抱かせ、信頼関係も築けない。 そこで、日本語に関するベストセラーを多数世に出し、深い知識をわかりやすく解説することに定評がある、大東文化大学文学部准教授、山口謠司氏に、社会人として評価されるための語彙を51個紹介してもらったのが本書だ。 本書は、山口氏のゼミで学