本日は、ニュースアプリ「Gunosy」を運営するグノシーをピックアップする。東証マザーズ上場から2年が経過した同社であるが、直近の実態を2017年5月期の決算書から読み解いてみよう。 まず、貸借対照表=〔1〕=を見てみよう。資産に対する純資産の割合が83%もある。有利子負債が全くなく、資産の半分以上をキャッシュで占めているキャッシュリッチ企業である。 次に、損益計算書=〔2〕=を見てみよう。売上高は上場時と比べると2倍以上に膨らんでおり、順調に成長していることがうかがえる。収益性についても、営業利益率19・6%、純利益率14・5%と高い水準になっている。広告宣伝効果でダウンロード数、アクティブユーザー数が右肩上がりに上昇し、大口広告主数の増加につながっている。