自転車ロードレースのシーズンが本格化する中、パーツ製造の世界的大手、シマノが、開発中のレース用新型変速機を実戦に投入した。21日に群馬サイクルスポーツセンター(群馬県みなかみ町)で行われた実業団レース「Jプロツアー」で、シマノレーシングの選手のマシンへ密かに組み付けられ、完走を果たした。リア11段変速を誇るこの新型パーツは、6月に開幕するツール・ド・フランスや、8月のロンドン五輪で有力選手が使用する可能性が高く、“世界制覇”へ向けて開発は最終段階を迎えた。 うわさの11段変速機が、ついにその姿を現した。シマノの最高級コンポーネント「デュラエース」の名が刻印されたこの新型パーツは、主な部分がブラックとシルバーのツートン仕上げにデザイン変更されており、変速レバーのフードもツートンカラーに。未発表の製品のためシマノの正式コメントは得られなかったが、業界関係者によると、これが世界初の実戦投入とみら