山口県阿武町が1世帯に誤って4630万円を振り込み、振込先の人物が返還を拒否している問題で、阿武町は12日、返還を求め振り込み先の男性を山口地裁萩支部に提訴した。 この問題は、1世帯10万円の新型コロナ対策の臨時給付金を誤って1世帯に4630万円振り込むミスをしていたもの。町は振込先の男性に返還を求めたが、この人物は「入金されたお金はもう動かしている、元には戻せない」などとして返還を拒否している。 阿武町は12日の臨時議会で、振込先の20代男性に対し不当利得の返還を求め民事訴訟を起こす議案を提出。全会一致での可決をうけ山口地裁萩支部に訴状を提出した。 阿武町の説明によると、先月8日からカード決済で多額のお金の引き出しがはじまり、ほぼ毎日、お金を動かし2週間ほどでほとんど全額が口座からなくなったという。男性は、仕事を辞めて連絡がとれず、所在がわからなくなっているという。 阿武町の花田町長は「