大学院で4年間イチゴを研究した苺ソムリエ ぼくは「苺ソムリエ」を名乗っている。 「なぜ、苺ソムリエを名乗っているのか?」まずはそこから説明しよう。 1.信州大学大学院農学研究科で4年間いちごを研究 ぼくは信州大学農学部と信州大学大学院農学研究科で、合わせて4年間イチゴの研究をしていた。 所属していたのは蔬菜花卉園芸学研究室。 簡単にいうと「野菜と花の研究をする研究チーム」だ。 同研究室で品種改良した‛信大BS8-9’という新しい四季成り性イチゴ品種。 この栽培方法を確立させ、生産者に普及させること。 これが、ぼくの研究の目的だった。 そのために、施肥量比較実験、品種比較栽培、電照栽培実験など4年間あらゆる実験を行った。 植物を扱っているため基本的に休みはなく、特別な用がない限りは365日出勤。 毎日、イチゴの栽培と実験を行い研究に没頭していた。 おかげで一年中、毎日苺が食べ放題だった。 研