10月中旬、弊社に一通の不審メールが送られてきました。 不審メールにはWordファイルが添付されており、簡易調査の結果、世界的な規模でメール拡散されたものであり、最終的にランサムウェア「Locky」を感染させる不正ファイルが添付されたメールであることがわかりました。 一般的に、複数のマルウェアが組み合わされた一連の攻撃では最終的に感染する目立ったマルウェアに注目が集まりがちであり、10月に全世界で確認された今回の不正メールまたは関連する攻撃キャンペーンによるメール拡散と思われるケースにおいても、最終的にダウンロードされる「Locky」と呼ばれるランサムウェアのみに注目する記事が多く確認されました。 11月下旬になり、我々は別件で本件について細かい動きを確認する必要が出てきたため、改めて独自に細かく解析を行った結果、以下にあげる注目すべきテクニックを組み合わせて作成された高度なマルウェアであ
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