鈴木です。6歳の長男(ポコ)と夫(おとっつあん)と一緒にベトナム北部ハノイで暮らしながら新聞記者をしています。きょうはベトナムの薬局で見た、驚きの光景の話です。(鈴木暁子) 「おかあさんはカンボジアに行ってくるからね」。出張の前日、そう伝えるとポコは一瞬だまり、「何回寝たらかえってくるの」と聞く。「3回」。「ながいなー」。ひょんなことで出張が長引けば、「ポコがおかあさんは帰るのが遅いといっている」と、おとっつあん経由で苦情がくる。 そんな日々も2年近く過ぎ、少しずつ慣れてきた。心配なのは、出張中に家族の具合が悪くなったときだ。 出張に出た2時間後、「ポコが吐いちゃった」と携帯にメールがきた。前日に連れていったビアホイで食べたものに当たったようだという。落ち着いたかと思うと、また激しく吐いた。 ビアホイとは、1杯50円ほどの安いビールが飲めるハノイの居酒屋で、焼きそばや野菜炒めを食べに、家族