「書店で愛国・反中反韓本コーナーができている」「中国・韓国のヘイトスピーチのような記事が読まれるのでメディアに供給される」──Twitterやブログなどでこうした指摘について議論が起きている。2月の都知事選では保守色の強い田母神俊雄氏が60万票を獲得したこととも合わせ、「ネット保守」「ネット右翼」が話題になった。 見たところ、日本のネットでこうした議論が盛り上がると中国でも盛り上がり、その後日本でさほど話題にならなくなると、同じように引いていった。中国では書店に「反日本」コーナーはないが、雑誌・新聞スタンドでは反日系雑誌や新聞はよく見かける。ポータルサイトでも最近は日本のニュースは少なくなっているが、日本の政治の動きはよく掲載されている。 日本で指摘されている中国関連書籍や中国についての記事についてフォローしておくと、“ヘイトスピーチ”だと批判された中国関連書籍の多くはヘイトスピーチとは言