「なぜUberの運転手として働いているんですか?」 年末年始に行ったアメリカ、ロサンゼルス。市街地まで走る高速道路で、ライドシェアサービス「Uber」の運転手さんに私は聞いてみた。 「それには3つ理由があってだな‥」 中国人の50代くらいの男性運転手は、あらかじめその答えを用意していたかのように、弾丸のように話しはじめた。私はそれをスマホにメモするため、急いで親指を走らせる。彼の話すことすべてが、前日に行ったディズニーランドより、わくわくする内容だったからだ! 「君、中国人なの?」 その50代くらいの男性ドライバー(名前はチェンさんとしよう)は、私の夫が中国人だとわかると、嬉しそうに陽気に話しかける。 「僕も中国人だよ!上海出身だ。君はどこの人?」 それまでの英語での静かな声色がガラッと変わり、流暢な中国語で弾丸のように話しはじめた。私も中国語がわかるので話を聞いてみると、彼の話がまあ面白