「自殺だから一義的に自己責任なのは当たり前でしょうが」 今年6月、過労死・過労自死に言及しながら、ZOZOTOWNを運営する株式会社スタートトゥデイのコミュニケーションデザイン室長、田端信太郎氏が自身のtwitterでこうつぶやき、炎上した。 この発言がシンプルに意味するのは「過労死=自己責任」なので、過労死で誰かが死んでも会社には責任がない、ということだ。ここに日本で毎年、毎年何百人もが過労死しているにもかかわらず、過労死や長時間労働が一向になくならない原因が表されている。 なぜ過労死がなくならないのか。なぜ長時間労働とパワハラが蔓延し、若者がどんどんうつ病になっていくのか。それは、田端氏の発言が明らかにしているように、従業員がうつ病になろうが過労死しようが、それは労働者の「自己責任」だから関係ない、と日本の経営者の多くが考えているからにほかならない。 「そんなことはない、ホワイト企業の