曲者に OSS の権限が付与され、悪意のあるコードを埋め込まるような事件をおこさない OSS 権限移譲フローを考えてみました。 TL;DR 基本的に OSS の権限譲渡を 選ばない方 が安全といえそうです。なぜなら、次のように権限譲渡の安全性を担保することはとても難しく、かつ高価につくからです。 代わりに、プロジェクトを停止するか、信頼できる人物に fork を依頼する(現状の project は archive)のが、責任回避の意味で有効だと思われます。 背景 「2018/11/27に判明したnpmパッケージ乗っ取りについて」が世間を騒がせていますが、個人的に驚いたのは件の package の元々の作者である方への非難の声が多いことでした。 個人的には、この事件の根本は npm 側の機能不足が問題という認識(postinstall フックなどの自動的なフックによって操作ユーザーの権限で任