現代の主要なブラウザでは、ES Modules(以下、ESM)を利用することができる。 つまり、import文やexport文を使った JavaScript ファイルを、トランスパイルすることなくそのまま使えるということである。 モジュールシステムをそのまま使えるので、複数のファイルをバンドルする必要もない。 この記事ではまず、ブラウザで ESM を使う方法について説明していく。 その後、処理の流れを詳しく確認していく。これを理解していないと、パフォーマンスが非常に悪いページになってしまう恐れがある。 動作確認は Google Chrome の84.0.4147.105で行っている。 ESM 利用の基本 まずは検証用にサーバを立てる。 以下のコードを Deno(バージョンは1.2.2)で実行する。 そうすると、http://localhost:8080/にアクセスしたときにindex.ht