建設[編集] 東工区[編集] 東工区は大林組が請け負い[3]、トンネル入口側の29 km573 m50から31 km324 mまでの1,750.5 mを掘削した[35]。坑口から96.5 m(資料によっては100.5 m)までは明かり巻きとなっており、先にトンネル覆工を構築してからその上に土を盛って建設した区間である[36]。この区間の上部は後に国道253号松代道路が建設されている。 以降の区間(図中のAブロック)はすべて単線馬蹄形断面の在来工法で施工された[37]。坑口から400 mほどの区間は土被りが薄く、直上に民家や国道が位置していたことから、底設導坑先進上半工法を採用した[37]。残りの区間はショートベンチ工法を用い、上半部はロードヘッダーを用いた機械掘り、下半部は発破工法を使用して掘削した[38]。地山は良好で進捗は順調であり、平均月進は86.6 mに達した[39]。しかし全長の
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