会計システムって何を使ってますか?とか勤怠システムは何を使ってますか?とか、そういう質問を受けることがある。しかしながら、種々の会社の管理部門を預かってきた立場としては、正直そういう単品質問は何も物事を解決しないと言いたい。収益を生まないシステムを自ら作ることは管理部門の場合は稀なので、提供側の単品販売ロジックにしたがって選択するしかないから、単品質問にならざるを得ないという状況もあるだろう。 昨今ではオンプレミスでの製品提供は姿を消して、SAASでのサービス提供が主流になってきている。多くの提供会社がしのぎを削ってよりよい製品を色々な切り口で提供し、乗り換えを防ぐために機能強化を図って開発競争を展開している。2020年くらいまではそうしたサービスの単品販売が主流だったような感じだが、ある程度勝負はついてきていて、最近では〇〇×□□というAPI連携を前提とした合従連衡での販売競争が強まって