辻村深月(つじむら・みづき)/1980年、山梨県生まれ。千葉大学教育学部卒。2004年、『冷たい校舎の時は止まる』でメフィスト賞を受賞し、デビュー。『ツナグ』で吉川英治文学新人賞、『鍵のない夢を見る』で直木賞、『かがみの孤城』で本屋大賞受賞。作家生活15年を迎えた今年、婚活をテーマにした最新作『傲慢と善良』(朝日新聞出版)を出版。 (撮影/写真部・掛 祥葉子)この記事の写真をすべて見る 辻村深月さん(右)と林真理子さん (撮影/写真部・掛 祥葉子) デビューから15年。昨年、本屋大賞を受賞した『かがみの孤城』をはじめ、幅広い年代の葛藤を描く辻村深月さん。同郷山梨出身の先輩作家の林真理子さんが、作家になるまでの道のりや女性作家にとっての結婚などに迫ります。 【林真理子さんとのツーショット写真はこちら】 * * * 林:ご主人とは山梨にいるとき知り合ったの? 辻村:そうです。学生時代から知