先日記事にした『葬送のフリーレン』を抑えて、 宝島社が発表した「このマンガがすごい2021」で第1位に輝いた『チェンソーマン』 その第一部を読み終えた。 「このマンガがすごい」の詳細は過去記事にて、 tureture30.hatenadiary.jp メタファー満載というか、 とんでもない異色の作品だ。 深く考えてみないと、 最後まで全く意味の分からないまま終わる。 この作品が評価されているのだから、 世の中の知的レベルの高さというか、 漫画における表現レベルの高さというか、 そういうものを実感する。 見方によればとても哲学的な作品だ。 己の「欲望」にどこまでも忠実に、 リビドーを糧に戦う主人公、 支配に甘んじてエディプスコンプレックスから脱却できない描写、 「フロイトの精神分析」を根幹に据えているようなストーリー、 とにかく浅い。 浅すぎる主人公、 孤児で教育を受けず、 家畜同然に育てら