韓国の聯合ニュースは21日、韓国軍消息筋の話として、北朝鮮の朝鮮人民軍が最近実施中の冬季訓練で、空軍の戦闘機の出撃が急増、1月中旬には1日に約170回に上ったと報じた。 北朝鮮は2−3トンの核爆弾が搭載可能とみられる爆撃機「イリューシン28」の前方基地展開訓練も数回行い、核搭載訓練の可能性もあるとして韓国軍が注視しているという。 また韓国国防省が発行する「国防日報」は21日、人民軍が機甲部隊やミサイル部隊などによる奇襲攻撃に重点に置いた訓練を大幅に強化しているとの陸軍関連学校教授の寄稿記事を掲載。 この教授は、経済難で燃料不足が続く中で北朝鮮が訓練を強化した背景には、韓国の次期政権で予想される米韓同盟の強化や対北朝鮮政策の転換に対する「警告」や「不安感」を表している可能性があると分析。 最近の戦闘機の出撃訓練頻度は過去13年間で最も高く、2005年以降行ってこなかった戦闘機の前方基地への展