名古屋市中区のインターネットカフェに1月、包丁を持って強盗に押し入った20代の男が店の従業員に捕まり、電話で北海道の兄に助けを求めて愛知県警に保護された後、強盗容疑で逮捕されていたことが県警への取材で14日分かった。 男は「店は違法なネットカジノで被害届を出さないと思って狙った」と供述。県警は店の実態のほか、従業員の行為が逮捕監禁容疑などに当たるかどうか調べている。 捜査関係者によると、男は1月25日朝、店から現金80万円を奪って逃げようとして従業員に捕まった。連絡を受けた兄が「弟が監禁され金を要求された」と110番、捜査員が駆け付けると、男は全身をテープで縛られた状態で見つかった。 ネットカフェから最寄りの交番まで約100メートル。従業員らは「捕まえただけ」としているが、警察に届けず数時間にわたり男を拘束しており、金銭を要求するため兄に電話させた疑いがある。 男には数人の共犯者がいたとい