何者かが、Linuxを対象とする単純なトロイの木馬を開発した。その目的は、「Raspberry Pi」搭載デバイスの限られた能力を利用して、暗号通貨をマイニング(採掘)することだ。 Raspberry Piユーザーは、先ごろリリースされた「Raspbian」のアップデートをデバイスに適用することを検討する必要があるかもしれない。特に、外部からのSSH接続を許可するよう設定している場合は速やかにアップデートした方がいいだろう。 ロシアのセキュリティ企業Doctor Webによると、「Linux.MulDrop.14」というマルウェアはRaspberry Piデバイスだけを狙い、その処理能力を利用して暗号通貨をマイニングするという。 Doctor WebがこのRaspberry Piを狙ったマイニングマルウェアを発見したのは、同社のハニーポット(おとり)用Linuxマシンが感染したためだ。同マ
![「Raspberry Pi」を狙うマルウェアが出現--暗号通貨をマイニング](https://cdn-ak-scissors.b.st-hatena.com/image/square/2387b66a6e0e5e93ff9b0a4e71cfaed1e801abcd/height=288;version=1;width=512/https%3A%2F%2Fjapan.cnet.com%2Fstorage%2F2017%2F06%2F09%2F831f98194cc3df322e444605eaf2bb96%2Fpi2modb1gb-comp_640x480.jpg)