藤原道長が「望月の歌」を詠んで千年。雲間から美しい姿をのぞかせる月(21日午後6時4分、京都市上京区・京都御苑) 平安時代に藤原道長が京の邸宅で「この世をば我(わ)が世とぞ思ふ望月の欠けたることもなしと思へば」と詠んでから千年の満月を、22日深夜に迎える。当日の京都市内の天気は曇りの予報で、千年後の「望月」を拝めるかは微妙だが、21日夜に市内では丸い姿が浮かび、悠久の時を思わせた。 「望月の歌」は藤原実資の日記「小右記」の1018(寛仁2)年10月16日の条に記されている。3人の娘がみな后(きさき)になることが決まった日で、権勢を満月にたとえた歌とされる。新暦で言えば11月に当たり、今月の満月は23日に日付が変わる頃に迎えるという。 道長が「望月の歌」を詠んだ土御門第跡である上京区の京都御苑内の仙洞御所近くからこの日、夜空を見上げた。日が沈んでしばらく雲に覆われていた月が午後6時頃に姿を現
かつて京都府木津川市加茂町銭司で鋳造された和同開珎をデザインしたピアスやペンダントトップ(同市山城町・府立山城郷土資料館) 京都府木津川市加茂町銭司(ぜず)で奈良時代に鋳造された和同開珎(わどうかいちん)をデザインしたジュエリーを、京都造形芸術大(京都市左京区)の学生たちが制作した。教科書に載っている貨幣が同市で作られていたという、意外と知られていない史実を若者に発信するのが狙いで、同市山城町の府立山城郷土資料館で販売している。 まちの土産物を作る授業の一環で、空間演出デザイン学科の学生4人が企画した。メンバーの1人が同市出身で、銭司遺跡でかつて和同開珎が鋳造されていたことを資料館で教わり、ジュエリーにすることを思いついた。 イヤリングとピアスは左右で1セット。合わせると1枚の和同開珎になる。ペンダントトップはハート形の穴を開けるなどした3種類。素材は、シルバー、銅、真ちゅうをそろえた。
京都市交通局は21日、市バスに乗車しようとして転倒した小学4年の男児を救護しなかったとして男性運転手(34)を停職6カ月の懲戒処分にした。運転手は同日付で依願退職した。 同局によると、運転手は11月8日午前8時20分ごろ、東山区の東山三条バス停で、市バスの入り口の扉を閉めた際、男児が扉の横のブザーを押して乗車の意思を伝えたにもかかわらず発車させた。男児は歩道で転倒したが、運転手はそのまま走り去った。男児は足を打撲する軽傷だった。運転手は「朝のラッシュ時で運行が遅れており、次のバスに乗ってほしかった」と釈明したという。 通行人が東山署に通報し、同局が調査した。運転手と上司が男児と両親に謝罪したという。
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