ここ数年、かわいらしい絵柄でキャラクターの魅力を前面に押し出した4コママンガ――「萌え4コマ」が、従来の4コママンガ読者の枠を超え、幅広い層で話題を呼んでいます。そのパイオニアであり、現在も『ひだまりスケッチ』『ドージンワーク』など数々の話題作を送り出すトップランナーであり続けているのが、4コママンガ雑誌の老舗出版社・芳文社です。 「萌え4コマ」の専門誌が作られる現場では、日夜どのような努力が行われているのでしょう? 『まんがタイムきらら』に創刊から編集として関わられている、小林宏之さん、篠原猛さんにお話を伺いました。 ■『まんがタイムきらら』のできるまで ――もともと、ファミリー4コマ誌の分野で大きな存在であった芳文社が、どのような流れで『まんがタイムきらら』という雑誌を立ち上げ、「萌え4コマ」というジャンルを広く展開されるに至ったのでしょうか。 小林 この10年くらい、出版不況で雑誌が
(株)芳文社/まんがタイムGコンテンツ事業部 編集長補佐 篠原猛さん 法学部法律学科卒。1996年入社。『まんがタイム』誌の編集をふりだしに複数の雑誌、コミックスを手がける。2005年『まんがタイムきらら』の創刊に参加。これまで数多くの作品立ち上げを経験してきた。 企業プロフィール エントリー 同人ショップで手にした作品に可能性を見出す。 『けいおん!』の作者“かきふらい”さんを知ったのは、2006年の冬のこと。新人発掘のために立ち寄った、とある同人誌ショップでした。まず、感心させられたのは画がしっかりしていること、「きらら」の雰囲気にも合いそうな4コマ作品も描かれていたため、即戦力になると判断し、早速コンタクトを取ることにしました。 それまで、かきふらいさんはオリジナル作品を描いたことがなく、連載にあたってはまず、どのような作品を描くかについて相談しました。その時、私が言ったことは「
都の漫画規制条例 守ったものは子ではなく大人 漫画「クレヨンしんちゃん」の主人公、野原しんのすけが近年、おしりをあまり見せなくなっている。 アニメ化された当初、しんちゃんの言動は社会現象になる一方、低俗番組扱いもされた。青年漫画誌の連載のためか大人受けする皮肉やきわどい性表現も見られ、親をばかにするようなセリフが子に悪影響だとして、保護者団体からやり玉にあげられた。 その騒動をパロディーにもしていた作者の臼井儀人さんは昨年、事故で亡くなった。生前に作風を変えたのはさまざまな理由があってだろう。 作品は作者の手を離れて世に出た瞬間から作者だけのものではなくなる。読者や視聴者との対話、あうんの呼吸で作品は洗練もされうるし、受け入れられもする。 その過程に行政が入り込む余地はない。創作物に規制を施そうにも明快な客観基準を見いだせないからだ。親を敬えというのは道徳的善。性的なものへの寛容も
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