「就活の記事を読むと不安になってしようがない」――。そんな学生が大勢います。あまりに悲観的な論調が多いので、戦意を喪失してしまいそうだという人もいます。 確かに現状は、学生にとって楽なものではありません。しかし、氷河期云々の状況と、個人の就活の問題は、必ずしも同じではありません。そもそも新聞や雑誌、テレビの報道は、何かと不安を煽るように作られているものなのです。 「5人に1人定職なし」は苦肉の策だった 「大卒10万人進路未定…就活中やフリーター多く」(読売新聞) 「今春の大卒就職率61.6% 進路未定19%、10万7千人」(共同通信) 「11年春の大卒、5人に1人『定職なし』 文科省調査」(日本経済新聞) 2011年8月4日、文部科学省は11年3月卒業者の就職状況などをまとめた「学校基本調査」を発表しました。上記の見出しは、これを受けて新聞各社が記事にしたときのものです。どうです?「おお、