政府高官は5日、西松建設の違法献金事件について、「自民党側は立件できないと思う。特に(違法性の)認識の問題で出来ないだろう」と述べ、自民党議員に捜査は拡大しないとの認識を示した。民主党は小沢代表の公設第1秘書の逮捕を「不公正な国家権力の行使だ」と批判しており、政府高官が捜査の見通しに言及したことは、波紋を広げる可能性もある。 首相官邸で記者団に語った。自民党側では森元首相や二階経済産業相、山口俊一首相補佐官らが、西松建設OBが代表を務める政治団体から献金やパーティー券の購入を受けている。
小沢民主党代表の公設第1秘書の逮捕を受けて、西松建設OBが代表を務める政治団体から献金を受けるなどしていた自民党議員が5日、相次いで全額返還を決めた。山口俊一首相補佐官は政治献金200万円、加納時男国土交通副大臣はパーティー券代200万円をそれぞれ返却する。 山口氏は5日、朝日新聞の取材に「公共事業などを色々研究する所だということなので全く問題ないと判断した。裏で違法なお金を集めていたんだったら、返したほうがいい」と説明。加納氏は記者団に「パーティー券の対価として受け取ったので返還する必要はないと考えていた。両団体の資金作りに違法性が指摘され、関係者の逮捕に及んでいることもあり、道義性に問題があると判断した」と語った。
リリース、障害情報などのサービスのお知らせ
最新の人気エントリーの配信
処理を実行中です
j次のブックマーク
k前のブックマーク
lあとで読む
eコメント一覧を開く
oページを開く